フローリングワックスの注意点
フローリングワックスは、水やアルカリ洗剤、溶剤(シンナー)等に弱く、
水が表面に付着して放置すると白くなることもあります。
そのため、水が良くこぼれる場所(キッチンや脱衣室)にワックスを塗る際は
できるだけ水に強い成分を選ぶなど注意が必要です。
ワックスは磨耗で少しづつ剥がれてしまい、時間とともに光沢も薄れてきます。
家庭用ワックスを使用する場合は数ヶ月(ワックスによりますが目安は3ヶ月)に一度は
塗り直しが必要になります。
塗り直しの際は、基本は重ね塗りになります。
ワックスを塗り重ねると剥離する時に大変な作業になってしまいますが
剥離剤はは超強力アルカリ洗剤のため、基本的にはフローリングにとって良くありません。
そのため、通常はワックスを重ね塗りして対応する必要があります。
フローリングワックスは水分に弱いものもあります。
水分に弱いタイプのワックスを塗った場合は、普段のお掃除に水拭きをすることができません。
その場合は、化学モップや乾拭きでお掃除する必要があります。
木材にはスポンジのように無数の通気孔があります。
無垢材(無塗装)のままだと液体をこぼした時には内部まで液体や汚れが
染み込んでしまうため、表面を拭いても落ちなくなってしまいます。
そのため、無垢材にもワックスを塗った方が良いと言われています。
木材に浸透するタイプのオイルワックスなら、無垢材の見た目も損なうことなく
木も呼吸できるので、おすすめです。
フローリングによっては、フローリング自体にUV加工(表面塗装など)が施されているものと
そうでないものがあります。
UV加工が施されている場合には、ワックスは不要です。
他にも、既にコーディング材が施されているフローリングもあります。
その場合は、下記の点を事前にチェックする必要があります。
「剥離剤を使用してもよいコーデイング剤であるかどうか。」
ワックスの剥離剤が使用できない場合は、塗り直しができないということになるからです。