フローリング掃除方法
普段のお手入れ(ワックスを塗ったフローリング)
ワックスを塗ったフローリングの場合、ホコリやチリは保護膜の上に軽く乗っている状態です。
なので、掃除機で吸い取ろうとすると、掃除機の種類によっては
排気でホコリが宙を舞ってしまいます。
舞い上がったほこりは数時間かけないと床に落ちないため、掃除機で掃除しても
掃除できてないようにみえることがあります。
※この時、換気を十分に行えるのであれば、ホコリが外に出て行くため掃除機でも効果があります。
こういった場合は、先にドライタイプのワイパーで表面のゴミを取るのがオススメです。
ドライタイプのワイパーで表面のホコリを取り除いた上で、
たまに掃除機をかけてあげると、ワイパーでは取れない隙間の汚れを
掃除機で吸い取ることができます。
更に、週に数回はクイックルワイパーなどのウェットタイプのワイパーで拭き掃除すれば
キレイに汚れが取れてツヤも出てきます。
フローリング掃除のポイントは、毎日こまめに行うことです。
手軽で簡単な方法を選んで楽にすませるのが、
結果としてキレイな状態を長続きさせるコツにつながります。
また、たまには硬く絞ったぞうきんやモップで水拭きをするとより衛生的です。
フローリングの掃除は木目に沿って行うようにしましょう。
掃除機がけでもワイパーがけでも拭き掃除でも同様です。
木目に沿って行うことで、継ぎ目の部分もきちんと掃除ができますし、フローリングにキズがつきにくく自然に仕上がります。
中性洗剤を使用する方法
水拭きしても取れない黒ずんだ汚れ(手アカや足あとといった皮脂の汚れ)には
中性洗剤を使用する方法があります。
そう、皮脂汚れ(油汚れ)には「中性洗剤」です。
中性洗剤は油汚れに強いので、皮脂の汚れを簡単に落とすことができます。
しかし、洗剤の入れすぎは禁物です!
(水2Lに対して、中性洗剤小さじ1杯が目安です)
中性洗剤を数滴たらした水で雑巾を湿らせて緩めに絞ります。
フローリング表面を軽く磨けば皮脂汚れは簡単に落ちます。
あまりゴシゴシ磨くとワックスまで落ちてしまう心配があるので、
軽く拭くのがポイントです。
その後は軽く水拭きして洗剤を落としましょう。
※白木やコルク床には中性洗剤の使用は適していません。
市販の中性洗剤を自分で薄めて使うのが心配という方におすすめなのが、こちらのクリーナー!
木質専用の洗浄&除菌剤です。
通常のフローリング掃除だけでなく、柱や床などの木材部分の手あかや油汚れなどを落としてくれます。中性で手肌や素材にも木材にもやさしいので安心して利用できます。
もしくは、家庭用の中性洗剤でも気軽にお掃除ができます。
米のとぎ汁でお手入れする方法
米のとぎ汁にフローリングの艶出し効果があるということは、ご存知の方も多いでしょう。
しかし、お米のとぎ汁掃除でつや出し効果があるのは、無垢材の床だけです。
無垢材の(自然な木の質感が残っている)フローリングを米のとぎ汁でふくと、ぬかの油分がフローリングの内側まで浸透してつやがでます。
しかし、それ以外のフローリング材の場合、表面から内側に成分が浸透することはないため、ぬかの油分は浸透できないため、表面がコーティングされてつるつるになっているタイプのフローリングや、ワックスをしっかり塗ってあるフローリングの場合、とぎ汁によるつや出し効果は期待できません。
無垢材フローリングではなく、表面がコーティング加工されている複合フローリングの場合
むしろ、米のとぎ汁で掃除することにより…
- カビが生える
- 米のとぎ汁独特(ぬかの)匂いがする
- 菌が繁殖する
といったデメリットが生まれる可能性が高くなります。
フローリング掃除はフローリングの種類によって異なってきます。
よく間違って紹介されているサイトもあるので気を付けましょう!
フローリングを水拭きする場合は、手早く行って換気も怠らないこと!
床の表面が長時間濡れたままの状態になってしまうと、フローリングが傷んだり、カビが発生する原因になるので注意しましょう!