フローリングのカビ取り方法
湿度の高い梅雨や夏場だけでなく、最近は住宅の気密性と暖房の力もあり、冬場でも気を付けないとカビが発生することがあります。
フローリングの場合、表面全体的に薄っすらと発生したカビであればカビ取りも楽ですが、気づくのが遅れて長いこと放置するとワックスの中まで入り込んだり、フローリング自体を傷めてしまうこともあります。
ここではフローリングのカビ予防とカビ取り方法をご紹介します。
フローリングのカビ予防
フローリングにカビなんて生えるの??と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は気を付けないとフローリングにもカビは生えます。
さすがに日常で目にしている何もない部分にカビが生えることは、よほどのことがない限りありませんが、カーペットや布団、植木鉢の下などはカビが生えやすいので注意が必要です。
3位:観葉植物周辺
2位:カーペットの下(特にホットカーペット)
1位:布団の下
湿気が溜まりやすく、フローリングと密着しているところに、カビは発生します!!
カビ予防に通気を良くすることは大切ですが、実はしっかりフローリングと密着しているクローゼットや本棚の下などカビはあまりはえません。
(この場合むしろ本棚やクローゼットの背面の壁と接している部分のカビの心配をする必要があります)
なぜなら本棚の下やクローゼットの下は、密着した上に湿気を発生させるものが少なく、間の空間に湿気が溜まりにくいからです。
カビの生えやすいBEST3はいずれも、湿気が発生するものが置いてあるのがポイントです。
観葉植物
観葉植物は水をあげる際にこぼさないようにするのはもちろん、霧吹きなどで水分を与える場合は、周りに飛んだ水滴をそのままにしないように注意しましょう!
鉢の受け皿などに水がたまっているのは衛生面でもNGです。
1日以内に乾くようであればよいですが、それ以上水がたまった状態が続くようなら水の分量を減らしたり捨てるなどしましょう。
観葉植物は、フローリングに直接置かないのが一番です。
コロコロが付いているキャスターなどに乗せておくと、日に当てるなどの移動も楽で一石二鳥です。
カーペット・ホットカーペット
カーペットやホットカーペットは上に座ったり横になったりする人の汗などの水分がカーペットの裏側に貯まりやすいため、湿気を含みやすくなっています。
ホットカーペットは特に、表面が温かくなるし乾燥するので大丈夫かなと思いがちですが、表と裏では違います。
カーペットは週に1・2回、天日干しできると良いですが、面倒であったりホットカーペットの場合は、気が付いたときに(掃除の時などに1時間程とか)半面ずつ裏返しておくようにしましょう!
裏にたまった湿気が出ていくのでカビを予防することができます。
布団の下
布団はまさに、汗をかいて湿気がたまりやすいので、できれば毎日干したりどかしたりしたいところです。
できない場合は、せめて丸めるなどして少しでもフローリングとの接地面を減らしたり、空気に当てて湿気を乾燥させる時間を取るようにしましょう。
すのこや専用の除湿マットを敷くのも効果的です。
フローリングのカビ取り方法
STEP1 : 黒カビ部分をふき取る
粉のような黒カビであれば、気軽に捨てれるウェットティッシュでもOK!
その場合は、アルコール除菌タイプだとSTEP2までカバーできて便利です。
フローリングの板の間は、つまようじの裏側にウェットテッシュを挟んで掃除するとラクです!
STEP2 : アルコール除菌スプレーを使ってふき取る
STEP3 : 最後に乾拭き
乾拭き後はしばらく乾燥させるため、上に物を置かないようにしましょう!
- 掃除機をつかう。
- カビ取り洗剤を使う。
- 重曹を使う。
- 酢を使う。
他の場所のカビ取りに適していても、フローリングのカビとりには使えません!
注意してくださいっ!
カビ取りおすすめアイテム
↑↑↑エタノールスプレーは衣類やバッグ、靴のカビにも使えるので、1本あると何かと便利!
↑↑↑カビホワイトは、木材に使える上に、防カビ効果(1か月〜3か月)がある点がポイント高し!
塩素系漂白剤はフローリングの色を落としてしまうので、カビキラーはフローリングには使えません!!
フローリングのカビ対策まとめ
カビは放置するとアレルギーや喘息の原因になるなど体に良くないだけでなく、フローリングにもシミとして残ったりワックスの中まで入り込んだりしてしまいます。
カビは、湿度60%以上で気温が20度以上になると発生しやすくなると言われています。
梅雨の季節や、冬に暖房と加湿器をつける時は、マメに換気をしたり掃除をしたりして、カビの発生に注意するようにしましょう!
マメに掃除してチェックすることで、万が一カビが発生しても早めに除去することができます。