滑るフローリングの滑り止め対策
フローリングが滑りやすくなると、転倒や怪我の原因になります。
高齢者や小さな子供だけでなく、フローリングで滑って転倒する事故は
実は意外と多いものです。
フローリング用の滑り止め用ワックスは、『滑り止めワックス』を参考にしてください。
ここでは、滑りやすくなってしまったフローリングの原因別滑り止め対策をご紹介します。
滑り止め効果のあるワックスが剥がれると床が滑りやすくなります。
周りの床にシリコン系スプレーの中身が飛び落ちると、急に滑りやすくなり危険です。
特に台所のコンロ周辺は、調理の際の油の飛び散りが原因で滑りやすくなりがちです。
滑る原因別！フローリングの滑り止め対策
ワックス剥がれ
ワックスの中には、滑りやすくなる性質をもつものもありますが、滑り止め効果が含まれるワックスも多くあります。
このような滑り止め効果のあるワックスが剥がれてくると、床が滑りやすくなってしまいます。
ワックスが剥がれてきて滑りやすくなってきた床には、やはりワックスの塗り直しが一番効果的です。
ワックスを塗りなおす際は、できれば一度、ワックスリムーバーなどを使って、床に残ったワックスを全部取り除いてから、塗るのがベストです。
一部だけワックスが残っている状態で上からワックスを塗ってしまうと、塗りムラができやすく、滑り止め効果も均一にならないため、返って危なくなってしまうこともあります。
ワックス剥離は、ワックスがけ前のひと手間で簡単に取れます。
詳しい方法はこちらのフローリングワックス剥離方法をご覧ください。
シリコンスプレー
シリコンの入ったスプレーを使用すると、スプレーが周囲に飛び散るため、床に付着したシリコンの成分により、急に床が滑りやすくなることがあります。
ドアの溝や雨戸のレールなどに塗る滑りをよくするシリコンスプレーだけでなく、寝癖直しや整髪料として使われるヘアースプレー、ブーツの艶出しスプレー、殺虫剤など、シリコン入りのスプレーは意外とたくさんあります。
スプレーは、広範囲に飛び散ってしまい勝ちですので、思いがけないところまで、床が滑りやすくなってしまうこともあります。
また、スリッパや靴下にシリコンスプレーが付いた足で家中を歩くことで、家中に広がってしまうことも多いです。
床に付着したシリコン剤を取り除く必要があります。
家庭用食器洗い洗剤（中性洗剤）を薄めた水に浸して、しっかりしぼった布で床を拭くことで、シリコンを取り除くことができます。
（うっすらと付着しただけのシリコンなら、洗剤を付けてない濡れぞうきんでもふき取れます♪）
もしそれでも取れないようなしつこいシリコンには、フローリングワックスを取り除くリムーバーがお勧めです。
ただ、一緒に床のワックスも取り除いてしまうので、リムーバーを使ったら、再度フローリングのワックスがけも忘れずに！
それが面倒な方には、リムーバーでシリコンをはがす作業を省いて、いきなりフローリングワックスをかける方法もあります。
その場合は一応、滑らないタイプのフローリングワックスを塗るようにしましょう！
数百円で購入できる、市販のシートタイプの滑り止めワックスです。
値段も手ごろな上にワックス量も少量のため、気軽に安心して利用できます。
あまりにもしつこいシリコン剤の付着には…
シリコンオフスプレーやシリコンリムーバー、エタノールを使って除去することができます。
油飛び散り
主にキッチン周辺で多いのがこちら。
揚げ物をした時、油が床に飛び散りますが、その油がスリッパに付いた状態で
家中を歩くと、キッチン以外のところでも滑りやすくなることがあります。
食器の油汚れ同様、家庭用の中性洗剤で簡単にふき取ることができます。
広範囲だとなかなか負担の大きな作業になりますが、一番手軽にできて効果のある方法です。
中性洗剤をたわしに付けてゴシゴシふき取ると、床のワックスもキレイに剥がれてしまいますので、水で薄めた中性洗剤を含ませた布などでやさしく取り除くようにしましょう！
油が広範囲に飛び散ってふき取り作業がツライ場合には、モップに床用クリーナーを含ませて拭き掃除するのがお勧めです。
