フローリングワックスを何度も重ね塗りすると、床が黒ずんでしまうことがあります。
このような場合、ワックスを一度剥がすことでフローリングをリフレッシュできます。
以下では、初心者でも安心して取り組める方法から上級者向けの剥離手順までを詳しく解説します。
このページの内容一覧
なぜ、ワックス剥離が必要なのか？
長年のワックス重ね塗りで、フローリング表面が黒ずんだり、汚れが層になってしまうことがあります。
汚れやワックスが目立つ場合は、以下の理由で剥離が必要です。
- 見た目を改善するため
- 新たなワックスを均一に塗布するため
フローリングワックス剥離に必要な道具
- 剥離剤（フローリング専用がおすすめ）
- スポンジまたはモップ
- スクレーパー（汚れや剥がれたワックスを取り除く際に便利）
- 雑巾（複数枚用意）
- ゴム手袋（手荒れ防止）
- バケツ
- 新聞紙または廃材容器（剥がれたワックスの廃棄用）
【初心者向け】フローリングワックスの剥離方法：手順
初心者の場合、剥離剤を薄めて徐々に作業するのがおすすめです。
手順
- 剥離剤を薄めて準備
フローリング専用の剥離剤を水で30～50倍に薄めます。
使用する剥離剤によって異なるため、説明書を確認してください。 - 小さなエリアから作業開始
剥離剤をフローリングに垂らし、スポンジやモップで薄く広げます。
広い面積を一度に作業しないようにしましょう。 - 5分程度放置
剥離剤がワックス層を分解するまで待ちます。 - 溶けたワックスを除去
スクレーパーやスポンジで溶けたワックスを軽くこすり取ります。 - 洗剤分を拭き取る
水を含ませた雑巾で剥離剤を完全に拭き取り、フローリングを保護します。 - 仕上げの水拭き
水拭きを2～3回繰り返し、剥離剤の成分を完全に除去します。
【上級者向け】ワックスをしっかり剥離する方法
上級者さんは、剥離剤を原液で使用することで効率よく作業できます。
手順
- 剥離剤を直接フローリングに垂らし、スポンジで均一に伸ばします。
- 数分間待つと、ワックスが溶けてドロドロになります。
- スクレーパーで剥がれたワックスを削り取ります。
- 濡れた雑巾で剥離剤と溶けたワックスを拭き取ります。
- 最後に水拭きを数回行い、剥離剤が残らないようにします。
注意点
- 剥離剤や水分がフローリングに長時間残らないようにしましょう。
- 1回で取り切れない場合は、2～3回繰り返すと効果的です。
剥離作業を簡単にするためのおすすめアイテム
- アズマ工業 強力床ワックス剥離剤
（強力タイプ）しっかりワックスを剥がしたいならコレ！ - リンレイ ワックスはがし上手
（初心者向け）初めてのワックス剥がしにおすすめ！ - リンレイ オール床クリーナー
手軽に！気軽に！ワックス剥がし - ラグロン 高速リムーバー強力剥離剤
短時間でしっかりワックス除去！ - スクレーパー（INOUE カーボンはがしヘラ 65mm）
- リンレイ ワックス剥がし専用ブラシ
- マスキングテープ（エリアを区切る際に便利）
アルカリ弱洗浄で剥離を予防
剥離作業を減らすために、定期的な「アルカリ弱洗浄」がおすすめです。
アルカリ弱洗浄の手順
- バケツに水を入れ、フローリングワックスを30ccほど加えます
（またはアルカリ性洗剤を薄める）。 - 雑巾やモップでフローリングを拭きます。
汚れが取れるだけでなく、軽いメンテナンス効果も得られます。
初心者さんへのアドバイス
初めて剥離作業を行う場合は、強力な剥離剤の使用を避け、薄めた製品を使って徐々に作業しましょう。
リンレイ オール床クリーナーのように薄めて使える剥離剤は安心して取り組めます。万が一失敗した場合のリスクを軽減できるので、慎重に進めたい方におすすめです。
まとめ
フローリングワックスの剥離作業は、定期的なメンテナンスとして重要ですが、フローリングの状態を損なわないために適切な方法で行うことが大切です。
初心者さん：薄めた剥離剤で少しずつ作業。
上級者さん ：原液を使い、広範囲を効率的に剥離。
予防策 ：アルカリ弱洗浄で汚れやワックスを軽減。
正しい剥離方法を実践して、美しいフローリングを
